ウルトラ・ダラー
- post date: 2021.04.29
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どうも河野です。
今週も書籍の紹介をさせて頂きます。
今回は手嶋龍一氏の「ウルトラ・ダラー」を紹介します。
「2002年、ダブリンで新種の偽百ドル札が発見された。 巧緻を極めた紙幣はウルトラ・ダラーと呼ばれることに
なり、英国情報部員スティーブン・ブラッドレーは大いなる謎を追い世界を駆けめぐる・・・。
ハイテク企業の罠、熾烈な諜報戦、そして日本外交の暗闇・・・。」
北の独裁国による偽札の製造と流布、それに巻き込まれる人々の葛藤や自らの生い立ちを引きずる
外務官僚の悲しき性に同情と憐れみを感じさせる作品です。
ストーリー事態は情報員スティーブンをメインに進めている形ですが、作中に登場する人たちの
立場や生い立ちにより巻き込まれていく様が特に印象的でした。
13年以上前の作品ですが実際に起きた事件を基に作られた話(フィクション)なので適度にリアリティーがあり
面白く仕立てられた作品だと感じました。
今回はこれで以上です。
次回はライトノベルを1作品紹介する予定です。
よろしくお願いします。